ON-LINE HDF・I-HDFについて

大阪市阿倍野区・東住吉区の桃ヶ池クリニックでは、従来の血液透析に加えて、On-line HDFとi-HDFという透析治療の方法に対応しています。これらの治療方法を患者様の状態に合わせて選択し、より効果的な透析治療を目指します。
On-line HDF(オンラインHDF)
On-line HDFは、血液透析と血液濾過を組み合わせた治療方法です。透析液を直接補充液として使用し、大量の置換液を用いることで、より効率的に老廃物を除去します。
主な特徴
- 中・大分子量物質の除去効率が高い
- 透析中の血圧低下を改善
- 透析アミロイドーシス(長期透析による合併症)の予防
- 貧血の改善
- かゆみの軽減
- 不定愁訴(イライラ感、不眠など)の改善 など
i-HDF(間歇補充型血液透析濾過)
i-HDFは、通常の血液透析中に定期的に少量の補充液を注入する方法です。30分に1回程度、100~200mLの透析液を血液中に補充し、補充した分も含めて除水を行います。
i-HDFは、血圧低下を起こしやすい患者様や、末梢循環不全がある患者様に特に効果的です。
主な特徴
- 末梢循環の改善
- 透析中の血圧安定
- 透析膜の洗浄効果による溶質除去率の向上 など
ON-LINE HDFとI-HDFの選択
On-line HDFとi-HDFは、それぞれ異なる特徴とメリットを持っています。
On-line HDFは大量の置換液を使用するため、老廃物の除去効率が高く、特に中・大分子量物質の除去に優れています。そのため長期的な合併症の予防や貧血、かゆみの改善に効果的です。一方、i-HDFは通常の透析装置で実施可能で、定期的な少量の補液により血圧の安定化と末梢循環の改善が期待できます。
様々な要素を考慮して選択
治療方法の選択には、患者様の状態やライフスタイル、合併症のリスクなど、様々な要因を考慮する必要があります。例えば、血圧低下を起こしやすい患者様や末梢循環不全がある患者様にはi-HDFが適している場合があります。また、透析アミロイドーシスのリスクが高い患者様や、かゆみなどの症状が強い患者様にはOn-line HDFが効果的な場合があります。
当院では、これらの治療方法について詳しく説明し、患者様お一人おひとりの状態やご希望を丁寧にお聞きしたうえで、最適な方法を選択します。また、治療開始後も定期的に効果を評価し、必要に応じて治療方法の変更や調整を行います。
気になることがあればお気軽にお尋ねください
透析治療は長期にわたるため、患者様のQOL(生活の質)を最大限に維持・向上させることを目指しています。透析治療に関するご質問やご不安な点、また日々の生活で気になることがございましたら、どんな些細なことでもお気軽に医師や看護師にお尋ねください。