eGFRが低い・45ml/分未満

eGFRが低い・45ml/分未満

EGFRが低い(45ML/分未満)

EGFRが低い(45ML/分未満)

eGFR(推算糸球体濾過量)は、腎臓の働きを数値化した重要な指標です。eGFRが45ml/分未満に低下すると、腎機能の低下が進行しており、適切な管理と治療が必要となります。

eGFRとは?

eGFRは、腎臓が1分間にどれだけの血液を濾過できるかを示す値です。この値が低いほど、腎臓の機能が低下していることを意味します。eGFRは、年齢、性別、血清クレアチニン値から計算されます。

eGFRの正常値と基準

一般的に、eGFRの基準値は以下の通りです。

  • 90ml/分以上:正常
  • 60~89ml/分:軽度低下
  • 45~59ml/分:軽度〜中等度低下
  • 30~44ml/分:中等度〜高度低下
  • 15~29ml/分:高度低下
  • 15ml/分未満:末期腎不全

45ml/分未満の意味

eGFRが45ml/分未満になると、腎機能の低下が中等度以上に進行していることを示します。この段階では、様々な合併症のリスクが高まるため、より慎重な管理が必要となります。

eGFRが低い場合の症状

初期段階では自覚症状が乏しいですが、進行すると以下のような症状が現れることがあります。

  • むくみ(特に足首や顔)
  • 疲労感や倦怠感
  • 食欲不振
  • 吐き気
  • 皮膚のかゆみ
  • 高血圧
  • 貧血 など

eGFR低下の原因

eGFRが低下する主な原因には以下のようなものがあります。

  • 糖尿病性腎症
  • 高血圧性腎症
  • 慢性糸球体腎炎
  • 多発性嚢胞腎
  • 薬剤性腎障害 など

人工透析との関係

eGFRが継続的に低下し、15ml/分未満になると、人工透析の導入が検討されます。ただし、個々の患者様の状態や症状によって、透析開始の時期は異なります。

EGFRを改善するために

食事療法

塩分制限やタンパク質の適切な摂取など、腎臓に優しい食事を心がけます。過剰な塩分摂取は血圧上昇を招き、腎臓に負担をかけるため、1日6g未満を目標にします。タンパク質は必要量を摂取しつつ、過剰摂取を避けます。また、カリウムやリンの摂取にも注意が必要です。野菜や果物は適量を心がけ、加熱調理や水にさらすなどの工夫で、ミネラルの摂取量を調整します。

水分管理

適切な水分摂取を心がけ、むくみを予防します。eGFRが低下すると、体内の水分バランスが崩れやすくなります。1日の尿量や体重の変化を目安に、適切な水分摂取量を維持しましょう。特に暑い季節や運動後は脱水に注意が必要です。ただし、過剰な水分摂取はむくみの原因となるため、バランスが重要です。

運動療法

適度な運動は、血圧管理や全身の健康維持に役立ちます。ウォーキングや軽い筋トレなど、無理のない範囲で定期的に運動を行うことで、血圧の安定化や循環器系の健康維持に繋がります。また、適度な運動は肥満予防や血糖コントロールにも効果があり、腎臓への負担を軽減します。ただし、過度な運動は避け、医師と相談のうえで適切な運動計画を立てましょう。

血圧管理

高血圧は腎機能低下の大きな要因となるため、適切な血圧管理が重要です。一般的に130/80mmHg未満を目標としますが、個々の状況に応じて目標値は異なります。家庭での血圧測定を習慣化し、記録をつけることが大切です。降圧薬の服用は医師の指示通りに行い、生活習慣の改善(減塩、適度な運動、禁煙など)と併せて総合的に血圧を管理します。

定期的な検査と受診

eGFRを含む腎機能検査を定期的に受け、医師と相談しながら治療方針を調整します。eGFRの値だけでなく、尿蛋白、血清クレアチニン、電解質バランスなども併せて評価します。検査結果の推移を確認し、必要に応じて食事療法や薬物療法の調整を行います。また、糖尿病や高血圧など、腎機能に影響を与える他の疾患の管理状況も確認します。定期的な受診は、腎機能の変化を早期に把握し、適切な対策を講じるために不可欠です。

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