レオカーナについて

レオカーナは、閉塞性動脈硬化症(ASO)における難治性潰瘍の改善を目的とした血液浄化療法です。特殊装置を使って血液を体外に取り出し浄化した後、体内に戻します。1回の治療には約2時間かかり、週2回の通院が必要です。保険適用の範囲内で3ヶ月に最大24回まで治療を行うことが可能です。
大阪市阿倍野区・東住吉区の桃ヶ池クリニックでは、この治療方法を導入し、患者様の末梢血流改善に取り組んでいます。
治療の目的
レオカーナの主な目的は、血液中のLDLコレステロールとフィブリノーゲンを選択的に除去することです。これにより、血液の流動性が改善され、末梢血液循環が促進されます。特に従来の治療方法では改善が難しかった重症下肢虚血の患者様にとって、新たな治療の可能性となり得ます。
適応疾患
主な適応疾患は以下の通りです。
- 血行再建術が不適応な閉塞性動脈硬化症(ASO)
- 特にFontaine IV度(潰瘍または壊疽を伴う重症虚血)の患者様
- 血行再建術を実施しても成功しなかったり、再狭窄などで潰瘍が改善しない患者様 など
期待できる効果
- 難治性下肢潰瘍の改善
- 末梢血液循環の改善
- 下肢の冷感やしびれの軽減
- 潰瘍治癒までの期間短縮 など
レオカーナの特徴
選択的吸着
デキストラン硫酸とL-トリプトファンを固定化したセルロースビーズを使用し、LDLコレステロールとフィブリノーゲンを選択的に除去します。
直接血液灌流方式
血漿分離を必要とせず、直接血液を浄化するため、効率的な治療が可能です。
定期的な治療
通常、週2回、1クール3ヶ月間(最大24回)の治療を行います。
治療の流れ
治療当日は、楽な服装でお越しください。食事制限は特にありませんが、治療中の気分不良を避けるため、軽めの食事をおすすめします。常用薬がある場合は、通常通り服用してください。
来院時に血圧測定や体重測定を行います。また、体調や前回の治療後の変化などについて詳しくお聞きします。
2本の針を血管に刺入します。通常、シャントまたは大腿静脈を使用します。
レオカーナ装置に接続し、約2時間の治療を開始します。
治療中は定期的に血圧や体調をチェックします。気分不良や違和感がある場合は、すぐにスタッフにお知らせください。
約2時間の治療が終わると、穿刺針を抜去し、止血を行います。
止血が確実に行われていることを確認し、血圧や体調をチェックします。特に問題がなければ帰宅となります。
次回の治療日程を確認し、必要に応じて予約の調整を行います。
定期的に医師による診察を行い、治療の効果や今後の方針について相談します。必要に応じて血液検査や画像検査を行うこともあります。
考えられる副作用
- 貧血
- 胸部不快感
- 痛み
- 発熱
- 感染
- 頭痛
- かゆみ
- 血圧低下 など
重大な副作用として、誤嚥性肺炎の報告があります。また、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE阻害薬)服用中の患者様や、抗凝固剤使用が禁忌である患者様には適用できません。