診断から継続的な治療までの流れ
透析導入の診断
医師が症状、腎機能検査の結果、日常生活への影響を総合的に評価し、透析導入の必要性を判断します。一般的に、eGFR(推算糸球体濾過量)が15 mL/分/1.73m²未満になると、透析導入が検討されます。
患者様への説明と同意
医師が患者様とご家族に対して、血液透析の必要性、治療内容、生活への影響などを詳しく説明し、同意を得ます。不安や疑問点があれば、遠慮なくお尋ねください。
バスキュラーアクセス(シャント)の作成
透析を行うための血管のアクセスルートとして、バスキュラーアクセス(シャント)のうち、通常は内シャントを作成します。これは動脈と静脈を直接繋ぐ手術で、透析開始の2~4週間前に行います。
透析導入前の指導
患者様とご家族に、透析の仕組み、食事制限、水分管理、シャント管理、生活上の注意点などについて詳しい指導を行います。
初回透析
通常、入院して初回透析を行います。体への負担を考慮し、短時間(2~3時間程度)の穏やかな透析から開始します。
治療内容の調整
患者様の状態に応じて、透析時間、透析液の組成、除水量などを調整します。この過程は数週間かかることがあります。
退院と外来透析への移行
患者様の状態が安定し、透析に慣れてきたら退院し、外来での定期的な透析治療に移行します。
定期的な外来透析
通常、週3回、1回4~5時間の透析を定期的に行います。透析中は看護師が患者様の状態を常に観察します。
定期検査と合併症管理
月に1回程度の血液検査や、定期的な心電図検査、胸部X線検査などを行い、貧血や骨ミネラル代謝異常などの合併症管理を行います。
継続的な生活指導とサポート
食事療法、運動療法、服薬管理などの生活指導を継続的に行います。また、必要に応じて心理的サポートも提供します。
定期的な治療評価と調整
患者様の状態や検査結果に基づいて、定期的に透析条件や治療内容を評価し、必要に応じて調整を行います。